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高齢者の食事で気をつけたいポイント

高齢者に適した食事とは?

高齢になると食が細くなったり、食べにくい食材が増えたりするため、栄養不足になりがちです。高齢者には、栄養バランスの良い献立で、噛みやすく、安全に飲み込めるものを用意しましょう。
高齢者が噛みやすいものとして、刺身、豆腐、くだものなどのそのままでもやわらかいものや、切り方に工夫をしたもの、煮込んだり蒸したりしてやわらかく調理したものなどが挙げられます。一度で口に入る大きさに揃え、食材の硬さは均一にすると食べやすいでしょう。
飲み込みやすいものとしては、つるっとした食感のものや、とろみをつけたもの、適度な水分を含むものなどが挙げられます。口の中でまとまり、のどごしが良くなる工夫をするとよいでしょう。

高齢者が食べやすくなる9つの工夫

①葉物は、やわらかくゆで、繊維を断ち切る。
②根菜や果菜は、食べる方に合った硬さに調理し、煮汁にとろみづけ。繊維は断ち切ったり、隠し包丁を入れたりする。
③生野菜は千切りにしてあえ物にしたり塩もみに。トマトは皮剥きがおすすめ。
④パサつきがちないも類は、熱いうちにつぶして牛乳やだし汁などの水分を加えたり、とろみや油を足したりして口当たりよく。
⑤卵はやわらかい半熟に。オムレツや卵焼きは、牛乳やだし汁などの水分を加えてやわらかく。茶わん蒸しの具はやわらかい食材を小さめに。
⑥豆腐は絹ごし豆腐やざる豆腐、納豆はひきわりがおすすめ。豆を裏ごししたポタージュや、やわらかく煮た豆の入ったスープも食べやすい。
⑦海藻類は、しっかり戻してやわらかめに煮る。もずくは刻み、とろろ昆布は小さく切り、焼きのりはもむと食べやすい。ジュースと寒天を一緒にミキサーにかけた、寒天ドリンクがおすすめ。
⑧筋があったり弾力があったりする刺身は、隠し包丁を入れたり、たたきにしたり、小さく切ると食べやすい。加熱するときは、ホイル焼きするとパサつかずしっとり。あんかけや、煮汁にとろみをつけると、まとまって飲み込みやすい。
⑨肉類は、脂肪分を含み、やわらかいものを選ぶ。繊維を断つように切ると食べやすい。片栗粉をまぶして加熱し、のどごし良く。

ちょっとしたひと工夫で食べやすさが大きく変わります。できるところから少しづつ試してみてはいかがでしょうか。